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2005年12月製作 制作者 武山よしてつ
材料 信楽並土 もぐさ土 オリジナル黄瀬戸 ブレンド長石 オリジナル織部 石灰透明釉 鉄赤釉 他
製作時間 約50時間(焼成時間除く)

もしも!?戦国時代の武将、織部焼きを生み出した織部の守が、機動戦士ガンダムの世界、宇宙世紀に生きていたら・・こんなザクに乗ったであろう・・みたいな空想遊びです。


このザクは織部の心作陶展に応募する為に作りました。その公募展のコンセプトに「今、蘇る織部の心。」とあります。では織部の心とはいったい何か?。公募ガイドから抜き出してみますと 「織部焼き、あるいは織部好みという日本の伝統美の中に、現代でも共感されるイメージがあります。

たとえば、自由、大胆、豪放華麗な作風の中に見られる斬新で新鮮な感覚です。時代をはるかに超え、現代美術の創造の精神に通じる物、それが(織部の心)です。」 と有ります。 陶芸には織部という様式があります。簡単に言えば、銅を用いた緑色の釉薬と鉄絵、ひしゃげてたりする作為的な造形様式です。 戦国時代のこの武将の生み出した焼き物は数百年を経た今も愛されています。

室町時代には朝鮮からの輸入物を尊び、きっちりした作りの天目などが愛されましたが。桃山時代に入ると絢爛豪華、豪放華麗な物が愛される様になりました。その流れの中で突出した造形美を解き放った焼き物がありました。今も岐阜県多治見市や土岐市、美濃地方に伝わる焼き物「黄瀬戸」「志野」「織部」の3つです。

陶芸始めた頃の私には、この3つの焼き物はとても簡単に理解でき、すんなりと入り込む事が出来ました。それぞれに「黄色」「白」「緑」と分かりやすく、ちょいとひしゃげてたりする形が愛嬌がありとっつき易かったのです。この作品は、子供の頃、「自分専用ザク」とかをプラモデルで作って遊んだ楽しい気持ちを思い出しつつ私なりに、「織部の心」になりきって作りあげました。

この作品は「焼成」という事を考えされられた作品でもあります。

市販の粘土に市販の釉薬をかけて窯でチンするだけの陶芸から脱却するきっかけとなった。
自分の行いたい表現の為に自分で必要な土と釉を作り、
自分なりの方法論を持って焼くという行為をはじめるきっかけとなりました。

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